全国中央市場青果卸売協会 物流の適正化・生産性向上に向けた自主行動計画

1.基本的な考え方

(1)産地などの取引先から物流効率化の依頼を受けた場合は真摯に検討・協議します。
(2)特にドライバーの拘束時間が長い遠隔産地や手荷役の多い輸送の効率化を重点に取り組みます。
(3)本計画は、荷待ち問題等の物流効率化の課題を抱える物流部会会員会社(下記)を対象とします。

2.行動計画

(1)物流業務の効率化・合理化

①荷待ち時間・荷役作業にかかる時間の把握
<共通実施事項>
・産地ドライバーの荷待ち・荷役作業時間が長時間発生している場合、実態を確認し、問題点について把握します。
・各市場における荷待ち混雑度について、シーズン別に混雑時間のカラースケールを作成するなど、可視化できる方法で情報開示します。
<個別実施事項>
・荷降ろし予約システム活用や、ドライバー受付簿に到着と案内時間を記入、又は、市場運営を管轄する開設者協力のもと入退場時間を把握する手法の検討など、荷待ち時間を把握します。
・ベタ積みとパレット積み車両の台数計測や、ドライバー聞取り等により、荷役時間を把握します。

②荷待ち・荷役作業時間の削減
以下の通り、産地や開設者等の協力をもとに荷待ち・荷役作業時間の削減に努めます。
<共通実施事項>
・ベタ積みで輸送している産地を中心に、「青果物流通標準化ガイドライン」LinkIconに基づく標準型レンタルパレットの導入を提案します。
また、市場内のレンタルパレットの回収保管について、開設者、場内事業者、レンタル業者とで体制を整備し、持続的な循環利用の実現に向け協力します。
・市場内のスムーズな荷受け体制構築に向けて、産地トラックの接車場所や待機場所、及び車両動線の確保などを開設者に働きかけ、また、仲卸等に卸売場や通路の運用について協力を仰ぎ、動線の交錯や渋滞を避けるなど、荷待ち時間を削減する為の環境を整備していきます。
・顧客別の荷分け作業等、受託契約約款に記載されていない付帯業務は、ドライバーに要請しないようにします。
<個別実施事項>
・午前中の荷受けなどの対応できる時間帯を広げ、オフピークの荷受けについて産地へ提案し、荷待ち時間を削減します。
・等階級別に棒積みするなど検品しやすいパレット積み付け方法や、細かい規格の見直しなどについて産地に提案し、検品時間を削減します。
・ドライバーの荷降ろし予約システムを導入し、産地や運送会社に活用を推奨することで、荷待ち時間を削減します。
・同一市場内の複数卸売会社に向けて合積みしてくる産地に対して、一括荷降ろしを提案し、荷待ち・荷役時間を削減します。

③物流管理統括者の選定 
<共通実施事項>
 物流の適正化・生産性向上の取組みを社内外で連携して実施するため、物流業務を管理統括する責任者(役員等)を選任します。

(2)輸送・荷役作業等の安全の確保

①安全な運行への協力
<共通実施事項>
 異常気象が発生した際や発生が見込まれる際、無理な運送依頼や出荷要請は行いません。
 また、ドライバーの安全を確保するために運行中止が必要と運送会社が判断した場合は、その判断を尊重します。
②荷役作業時の安全対策
<共通実施事項>
 ドライバーが荷役作業を行う場合、労働災害の発生を防止するため、作業場所における安全作業基準を守ります。

(注)共通実施事項は、物流部会会員が共通に実施する事項、個別実施事項は、実施可能な会員が実施する事項をいう。

全国中央市場青果卸売協会 物流部会会員会社(19社)

札幌みらい中央青果株式会社
仙台あおば青果株式会社
東京シティ青果株式会社
東京青果株式会社
東京荏原青果株式会社
東京新宿ベジフル株式会社
東京千住青果株式会社

東京多摩青果株式会社
横浜丸中青果株式会社
東一川崎中央青果株式会社
名古屋青果株式会社
セントライ青果株式会社
京都青果合同株式会社

大果大阪青果株式会社
大阪中央青果株式会社
東果大阪株式会社
神果神戸青果株式会社
広印広島青果株式会社
福岡大同青果株式会社